今原栄子

私がカウンセリングと出会ったのは、40代初めの頃です。
それまでは平凡な主婦として子育てに専念しておりました。
20代後半に相次いで父と母を亡くしました。夫は会社人間で、休みの日は自分の趣味のためほとんど家にいる事がなく、子供が小さい頃は母子家庭のような環境で子育てをしていました。
もともと人に相談したり悩みを打ち分けるのが苦手な私は、誰に相談することもなく辛いことや悩み事は私の胸にしまい込んでいました。

40代になった頃新聞に、小さくカウンセラー養成講座の案内が載っており、深く考えることもなくそれに応募いたしました。

カウンセラーとして勉強中、自分自身をクライエントとして何人かのカウンセラーの方とお出会いいたしました。

今まで誰に相談することもなく、自分の悩みや辛さを心に秘めてきましたが、クライエントとしての経験で初めて自分のことを人に話し、わかってもらえた喜びを知りました。

若くして両親を亡くしたので自分の生き方がこれでいいのか、何を指針として生きていけばいいのか迷っていた頃だったので、「よく頑張ってきたね、そのままのあなたでいいよ」と、言ってもらえた時、大きな安心感と心の安定を得ることができたのを覚えています。

 

企業や病院でカウンセラーとしてお仕事をさせていただき、多くの方のお話を聴かせていただきました。相談者のそばに寄り添いお話をお聴きするだけで、少し心が軽くなっていただけることを実感いたしました。
鬱になる少し前に誰かに話を聴いてもらい、そばにいてもらうだけで心が軽くなる、そんな方がもっと世の中にはたくさんおられると思います。
そんな方たちのためお役に立ちたいという思いで、大阪今里の長屋の一角で友人と共に  「カウンセリングルームナウ」を開設いたしました。

私には、人の話を聴きそばに寄り添うことのできる多くのカウンセラー仲間がいます。

そして世の中には少し話を聴いてもらうだけで心が軽くなる方がたくさんおられます。
お話を聴いてもらいたい方とカウンセラーとを結びつける仕事がしたい。

そして私たちカウンセラーの「聴く力」で地域社会に貢献したいという思いで、「NPO法人

カウンセリングサポートナウ」を設立いたしました。

 

そして2年前に、社会の中で生きることの辛さ、働くことの難しさ感じておられる方のために 就労サポート「SAVEプログラム」立ち上げました。

苦しいのは自分だけでは無い、周りをみてみれば仲間たちがいる。

長屋の一角のカウンセリングルームで、実家に帰ってきたようなくつろいだ雰囲気の中で、 仲間たちが語り合う場として。そんな居場所になれるよう、SAVEプログラムを皆さんと一緒に作っていきたいと思っております。

どうぞ私たちと共に、自分らしく無理せず生きるために、一歩踏み出してみませんか。